:: _ミサギがゆく！｜ソレヨリノ前奏詩

_ 巻の四updated｜2014.12.12
- _ 星河マキとドレミファ～の巻
  
  赤い電車にゆらり揺られて。
  
  カワバンガ。
  
  この連載も、いつの間にか４回目。こうして、一ヶ月が過ぎてゆくのですね……（遠い目）
  
  今日は、主人公たちが通う美凪 { みなぎ } 学園の最寄り駅である、海咲{みさき}駅へ行ってきました！
  
  マグロが美味しいようです。
  
  それはさておき。
  
  今回はずばり、電車が発車する音を録ってきました。
  
  電車の音といえば、巻ノ一でも扱いましたが、それとは違う音です。
  
  この違い、おわかり頂けますでしょうか？
  
  一言で言ってしまえば「巻ノ一」が2000形で今回が1000形――ということになりますが、
  
  そんな言い方をしても一部のオタクにしか伝わらないでしょうから、
  
  一般向けに解説いたしますと。
  
  今回の音は、よく聴くと『ドレミファ～♪』と電車が鳴いています。
  
  このような音が出る赤い電車は限られていて、
  
  乗れたらラッキー！って感じの、レアな車両なのです。
  
  他のたとえで言うならば、イズッパコの “ ハートのつり革 ” とか、
  
  ガリガリ君の当たり棒とか、女の子のブラ紐、みたいなものでしょうか。
  
  某動画サイトＹでドレミ車の動画をあげている方いわく、
  
  『 これを聞くと射精してしまう 』
  
  ということなので、『ミサギがゆく！』の連載でも、射精者が発生する可能性大ですね。
  
  作中でもきっと出てきますから、ヨリノはＨシーン以外でもヌける作品になるのかもしれません。
  
  攻めた作品の予感です。
  
  そう、実はこの音、録るのにかなり苦労しまして、
  
  一週間ほど通いつめて、ようやく収めることができました。
  
  というのも、対象の音が録れたとしても、素材として有効な音は１０個に１個程度しか無いからです。
  
  電車でいうならば、駅員さんやホームのアナウンス、反対のホームのアナウンス、
  
  夕方によくいるＪＫの群れ、夜中の酔っぱらい、田舎駅特有のＤＱＮ、電話してる人、
  
  ビニール袋を提げている人……等、障害はいっぱいです。
  
  『自分以外の乗客と乗務員と駅員全員消えろ！』と何度思ったことか。
  
  そうそう、電車といえば。
  
  主人公の宮坂終は、“人の感情が流れ込んできてしまう”という特性を持っているために、
  
  通学時の満員電車では苦労しているというのが、設定にありますね。
  
  音録りで苦労してるなあと思っていましたが、終の方が苦労してそうです。
  
  なぜ電車に乗り続けるのか……（まあきっとドＭ男だからでしょうが）
- 理由については作中で出てきそうなので、ここでは省きましょう（まあきっと鉄オタだからでしょうが）。
  
  そんなドＭ電車男（予想）の終がいつも乗っている場所は、
  
  『三両目の二番ドアのそば』
  
  ということだそうなので、体験版が出る前に終の気分を少しでも味わいたい、と思ってる方は
  
  この場所から海咲へ向かってみてはいかがでしょうか♪
  
  次回は永遠ちゃんと×××している時の音の予定でござる。
  
  真響やマキとともに、音を録ってきたいと思います！
  
  にんにん
  
  [次回は、12月19日くらいまでに更新できたらいいなと思っています]
  
  [ ※ ] 文中に、自分以外の電車の中のひとたち全員いなかったらいいのに的なジョークを劇的に表現している部分がありますが、
  すべて、みさぎ本人のテキストで、minoriの主張ではありません。文句等、何かありましたら、みさぎ本人にお願いしますね
_ 巻の三updated｜2014.11.28
- _ 都築はるかと波打ち際の巻
  
  赤い電車にゆらり揺られて。
  
  みなさん、どうも。カワバンガ。
  
  今日は美凪 { みなぎ } 海浜公園の砂浜と、灯台へ行きました。
  
  灯台といえば、ヨリノの販促ポスターとかにも出てくる、作品を象徴する建物ですね。
  
  灯台は音が出る場所ではないので、今回はおいといて。
  
  ホンボシは、波。
  
  砂浜に打ち寄せる波の音を録るために、棒つきはるかちゃんと一緒に海へ出かけました！
  
  昼間に行けば、いい写真が撮れるかな！？
  
  と思い、出発したんですが、この日は雨。しかもさむい。ふるえる。
  
  傘を差すと傘に雨が当たる音を拾ってしまうので、
  
  毛糸の服にくるまりながら、波にマイクを向けてジッとして録りました。
  
  画像の永遠ちゃんやはるかちゃんに透明な汁がついているのはそのせいです。
  
  汁まみれになりつつ、ようやく録れた音がこちらです。
  
  前回も行きましたが、海。海って良いですね。
  
  べつになにか落ち込んでるとか、悩みがあるわけではないですが、
  
  大きな海を見ると、頭の中にあった暗黒の煙が吸い上げられて、真っ白な気持ちになれる気がします。
  
  仕事で疲れている人がいたら「とりあえず海行ってきなよ」と声をかけてみたいと思います。
  
  そのまま入水しないことを祈りつつ。
  
  それと、小さい頃海のそばに住んでいたので、波の音を聞くと懐かしい、って思います。
  
  寄せては、引いていく波と、普段は思い出せない記憶が、今の自分に流れ着いてくるような感覚。
  
  人間の心臓の音に性質が似ているとも思えますし、
  
  人は生まれた時から、海を知っている生き物なのかもしれませんね。
  
  ということを考えると、砂浜のシーンだけでなく、他のシーンでも生かされていくかもしれません！
  
  ―― そうそう、忍者にとっては、雨は恵みの雨なのでござるよ。
  
  相手方に潜入する時、足音が雨音で消せるのと、足跡が残らないので。
  
  また、表の姿は農民であることが多いので、農作物的な意味でも。多分。
  
  次回は電車系の音第二弾の予定です。
  
  新キャラ・マキちゃんと“海咲{みさき}駅”に行って、音を録ってきたいと思います！
  
  にんにん
  
  [次回は、12月4日くらいまでに更新できたらいいなと思っています]
_ 巻の二updated｜2014.11.21
- _ 姫野真響と潮騒の巻
  
  赤い電車にゆらり揺られて。
  
  みなさん、カワバンガ。
  
  とうとう音録りをする夢を見てしまいました。
  
  しかも録れませんでした。最悪です。鋏鷺です。
  
  今日は美凪 { みなぎ } 海浜公園へ行きました。
  
  公式サイトの「スペシャル」のページで配布されている真響の壁紙がありますが、
  
  この場所は、潮が引いた時にだけ行ける場所なのです。
  
  ロマンチックでござるな。
  
  作中でももちろんこの場所は出てくるわけで、ずばり
  
  「真響との語らいの場所である、入江の音」の収録が目的で、出発しました！
  
  前回に続き、またしても夜。
  
  自然音を録る時に厄介なのが、「鳥」と「人」です。
  
  ゲーム内で使う音は、なるべく単体の音にしなければならないので
  （それに鳥の声、虫の声、人の声を重ねることはあります）
  
  鳥がカーカーいってたり、人がガサゴソしている時は、音が止むのを待たなければなりません。
  
  そういうわけで、「鳥」も「人」も眠っている時間を狙って、徘徊しています。
  
  前置きはさておきとして、聞いて頂きましょう。
  
  下にある写真の通り、洞窟の外で録っているので、随分と激しい音ですが
  
  生々しさを感じられる音になりました。
  
  生の感じを残して、ノイズがのった状態がいいのか、
  
  しっかり編集して、全て取り除いた方が素材としてはいいのか、迷うところです。
  
  真響との語らいの場所、ということで録りに行きましたが、
  
  海浜公園なので、夜でもちらほら人間がいました！
  
  体操している人、釣りコーナーで釣りをしている人、１時間くらい全く動かずに地平線を眺めている人……。
  
  暗くて顔はよく見えないので、
  
  この人はどういう人なんだろう、と勝手に想像しながら録ってました。
  
  人に見えるけど人じゃない人もいたかもしれないですね。
  
  昼間と夜では全く違う姿をしている海は、まるで生き物みたいだなーと思いました。
  
  作中でもきっと、昼と夜とでは違うシーンになっているんじゃないかなと。
  
  にんにん
  
  次回は相棒・はるかちゃんと一緒に“砂浜”に行って、
  
  音を録ってきたいと思います！
  
  [次回は、11月28日くらいまでに更新できたらいいなと思っています]
_ 巻の一updated｜2014.11.14
- _ 姫野永遠と電車の巻
  
  赤い電車にゆらり揺られて。
  
  今日は新七浦{しんななうら}駅へ行きました。
  
  みなさん、カワバンガ。鋏鷺です。
  
  ほとんどの人が知らないと思いますが、この駅は、
  
  永遠ちゃんが通学で使っているらしい駅です。
  
  彼女が一人で帰るとき、どんな気持ちなのか。
  
  「学校では孤立しがちで、誰とも親しくしようとしない」
  
  と、キャラクターページには書かれていますが、実際はどんな女の子なのか、
  
  ちょっとでも彼女を感じるべく、
  
  今日は、「永遠ちゃんが寂しく帰宅する音」の収録が目的です。
  
  学校から帰る時間を狙って、１８時頃から電車内張り込み開始。
  
  ワタクシゴトになりますが、数年前に滋賀で里の方に忍の資格を授けられているので（実話）、
  
  この手のことはバッチリなのです。
  
  なのござるよ。
  
  にんにん。
  
  学校は終点の海咲{みさき}駅なので、そこから乗ると上り電車ということになりますが、
  
  この時間はすっかり空いていて、
  
  朝のラッシュとは大違いの静かな車内。
  
  最初は気が楽でいいな、旅っぽいなと思いましたが、
  
  一人で海を眺めながら帰宅する、しかもそれが毎日となると、寂しい気もしました。
  
  一駅一駅が長く感じられそうです。
  
  この音を聞くと、
  
  永遠ちゃんの気持ちが、伝わってくるような気がしました。
  
  と言っても、永遠自身は“心の壁”があるそうなので、寂しいなんて思わないし、
  
  このくらいのことでは、その心は揺れないのかもしれませんが――。
  
  次回は真響のいる“入江”に行って、
  
  音を録ってきたいと思います！
  
  にんにん
  
  [次回は、11月21日くらいまでに更新できたらいいなと思っています]