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こんにちは。
minoriがこれまでに発表した作品のご紹介ページです。それぞれの詳しい内容は、作品ごとのページからどうぞ♪
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その日の獣には、  
その日の獣には、

学園には、ウワサがあった。

友瀬律希が妹の瑠奈、幼馴染の池貝舞雪らと通うのは、女優・俳優はもちろん、著名な脚本家を輩出するなど、演劇に関する活動の盛んな学園。

入学後、幼い頃から演劇に触れていた律希と瑠奈のふたりは、何かと周囲から浮きがちなクラスメイトの深浜祈莉を誘い、更には律希を慕う舞雪も伴って、演劇部に入部する。

全国大会へのステップとなる学園内予選に向け、張り切る律希たち。

が、一年生には予選に参加する権利すら無いという。

まだ経験に乏しいとはいえ、参加すらできない事に納得のいかない彼らは、何とか一度、舞台で自分たちの演技を見てもらう約束をとりつけるが……。

舞台に取り憑いた幽霊のウワサ。

「その霊はね、演劇に関する願いなら“何でも” 叶えてくれるんだって―」

トリノライン  
トリノライン

妹が死んだ。
真夏の暑い日、溺死だった。

それは、忘れることの出来ない記憶となって、心に引っ掛かり続けていたけれど。
彼女が生きられなかったぶんも、自分が生きると決めた。
全てを懐かしい思い出として抱き、過去を受け入れ、前に進もうと。

その思いは、確かなものだった。

苦しい幼少期から時が過ぎ、毎日変わらず学校に通う日々。
また暑い夏がやってきて、少し“ 彼女” を思い出した頃。

遠くから聞こえてきたのは、妹が好きだった曲の、ピアノの音。
辿るように歩みを進めた先に、妹がいた。

「これから、よろしくお願いします」
「お兄ちゃん」

妹は死んだ。

その確かな記憶と共に目の前に現れたのは、妹にそっくりなアンドロイド、
“トリノ” だった―。

罪ノ光ランデヴー  
罪ノ光ランデヴー

暗いトンネルの向こうに、光が見えている。
そのほんの一筋の光は、希望を表しているようにも感じた。

小さな村の、たった一つの出入口であるトンネルの目の前で、
「野々村優人(ののむらゆうと)」は空想世界の絵を描いていた。

光が届かないくらい遠い海の底に住む、人魚の女の子の画。

その日は、ふと顔をあげると目の前に彼女が――
キャンバスの中と同じ、彼女がいた。

小さく、狭く、閉じた、絵本の中のような、その場所に。

そしてその村―珠里村(たまさとむら)―も優人も、
その「真澄(ますみ)あい」という新しい住人を受け入れた。


――光に手を伸ばし、それを辿るようにして、着いた場所で。

ソレヨリノ前奏詩  
ソレヨリノ前奏詩

ある夏の少し前。海に近い街で。

" 他人の心が読める " 少年と、" 心に壁をもつ " 少女の出会いは、彼らと、その周囲の状況を少しずつ動かし始める。
その中でうっすらと見えてくる、諦めていた何か。気付きながら、目を背けていた何か。
そして ― その存在すら想像したことのない、何か。

それら全てが、彼らの青い夏と未来を、少し遠くから照らし始める。
目指すのは、それの方。
「灯り」の方へと、向かうのだ。

ある夏の日。

たとえ「ソレ」が導くのが " 終わり " だったとしても。
そして、その「終わり」すらも、何かの " 始まり " だったとしても。

周囲と同じように、他と少しずつ変わっている、 " 何の変哲もない " 彼ら。
それに気付かぬまま触れ合い、何かに照らされたのを感じた時より。
青い物語は、その本当の幕を静かに開き始める。

12の月のイヴ  
12の月のイヴ

誰もが、様々な想いを抱えながらも、「慌しく過ごさなくてはならない」と急かされるような、ある年の瀬。
都会からほど近いニュータウン・恵美市(めぐみし)でも、そうした風景が幅をきかせていた。

"クリスマスイヴ"という名で知られる、その日。
ごく平凡な青年・直人(なおと)は所用の道すがら、不思議な少女と出会う。

出会った記憶のない、その少女を何故か「知人」と意識した時、彼らの物語は幕を開ける―。

―ある者は、楽しく過ごす"時間"を守るため。
―また、ある者は、無自覚に"何か"を手に入れようとして。
―そして、ある者は、大切な"目的"を果たすために。

それぞれの運命が、物語を織り成してゆく。

夏空のペルセウス  
夏空のペルセウス

風鈴、向日葵畑、望楼のある高台
夏の山村に流れる穏やかな時間。

机を並べる少女たちが、それぞれ「痛み」を抱えていることを知る。

遠縁の少女・翠は、足に怪我を。
読書家の少女・あやめは、交通事故による両親の死という心の傷を。
実の妹である恋は、他者への不信、兄である森羅への依存を抱えていた。

とりわけ、天使のような微笑みを浮かべる透香という少女は、森羅にとって異質な存在だった。
触れるだけで猛烈な「痛み」が走り、ドス黒い何かが流れ込む。

それぞれの「痛み」を胸に。
愛と犠牲が紡ぐ絆の物語が、そのはじまりを告げる―。

すぴぱら - Alice the magical conductor.  
すぴぱら - Alice the magical conductor.

桜が満開となる春、4月。
7年振りに故郷である神奈川県鎌倉市に戻ってきた主人公・真田幸成、親友のお姉さんである鳴海桜(メイド服)にお出迎えされてしまう。
静かに暮らしたいと考えていた主人公だったが、海沿いにある学園での生活も、毒舌でハーフの美少女・天野ほたるや、現代科学と通販が大好きなぐーたら魔女・神代アリスなどの個性豊かなメンバーに囲まれて、賑やかで華やかなものとなる。

そんなおり、主人公は、悪友の口車にのせられて学園の伝統行事であるミスコンの実行委員になってしまう。 可愛いけれども、一癖も二癖もあるミスコン参加者のヒロインたちとの交流。
さらに発生するイベント(面倒ごと)の数々。

魔女の力も借りながら、今、あなたと"彼女"の、笑顔と平和と情熱と愛の物語が、はじまっちゃう!

eden*  
eden*
遠い未来。突如出現した「破滅の星」により、破滅の危機を迎えつつある地球。
残された時間を使い、地球からの脱出計画を進行する人類は、その目的達成の為に、新人類を創造する ―― 高い知能と不老長寿の肉体をもつ「フェリクス」達である。

時は流れ、ほぼ全ての人類が脱出した地球。そこには、地球脱出計画の中心人物として活躍した、フェリクスの少女がいた。仕事を終えた彼女は、静かな地球に残り、穏やかな余生を過ごす事を望んだ。
そして彼女のもとには、統一政府から派遣された青年がいた。
彼の仕事は彼女を守り、そして自由を拘束すること。

2人の出会いから、物語は動き出す。
すべてを燃やし尽くした星と少女の、小さな物語が。
ef - a fairy tale of the two.  
ef - a fairy tale of the two.
海と山に囲まれた街を舞台に、登場人物達が織り成す、“幸せ”とは、そして“生きること”とは何かをテーマにした群像劇。

Two, only two.
ANGEL TYPE  
ANGEL TYPE
唯一の親友の猫と共に自由奔放に生きる詩希、表面上は人あたりよくありながら、どこか心を開けない砂緒、そしてハンディキャップを物ともせず、日々を明るく精一杯生きる未憂。

主人公・尚が、押しつぶされそうな毎日の中彼らと出会い、ふれ合う中で手に入れるものは何か。

誰もが心に抱く、悲しみや寂しさ、そして優しさ。それらを穏やかに、繊細なタッチで描く作品です。
はるのあしおと  
はるのあしおと

大学を卒業したものの、教員採用試験に落ち、その上好きな女の子にまで振られてしまった主人公・桜乃 樹。傷心の彼がとった行動は、生々しい思い出の残る都会から故郷・芽吹野に帰り、引き篭もることだった。
そんな彼に突如ふってわいた、女学園の臨時教師の話。

「― 俺、やれるだけやってみようと思います」

minoriの描く、学園恋愛物語。
さくらのさくころ -はるのあしおと Pleasurable Box-
2004年に発売された『はるのあしおと』、同作のファンディスクです。
Wind -a breath of heart-  
Wind -a breath of heart-
丘野 真は、生まれ故郷・風音市へと戻ってきた。誰もがちょっとした“力”を持つことができるこの街で、真の心を去来するのは、幼い日の約束。
「想いは、遠く離れてても届くんだよ。そして想いを無くさない限り、また会えるの」
不思議な街を舞台に、真とその妹・ひなた、幼馴染のみなもや、その周囲の人々が織り成す、少し不思議なハートフル・ラブストーリーです。
そよかぜのおくりもの -Wind Pleasurable Box-
2002年に発売された『Wind -a breath of heart-』、同作のファンディスクです。
BITTERSWEET FOOLS  
BITTERSWEET FOOLS
住み慣れた故郷を飛び出してきた少女・レーニエと、彼女の後を追う、親友のフランチェスカ。そして親の都合で殺し屋の元へ預けられる事になったマフィアの娘・
ティ。
彼らが暮らすフィレンツェを舞台に展開する、悲喜こもごもの物語を描いた群像劇です。2001年発売の、minori処女作。